「水曜日の復習と発展!ボールを奪った瞬間に素早くポジションを取る!カオスからの脱出!」
From:川田 雄一郎
2月28日(金)@長岡第9小学校にてトレーニングを行いました!
今回のトレーニングテーマは「カオスからの脱出!」
随分前に行なったテーマですが、これを今回も取り組みます。
今週水曜日に取り組んだトレーニング内容からの発展!
サッカーは自由度が高いスポーツ。その中でどれだけ規律正しく正しいポジションを取り続けられるかどうか。
まずはパス&コントロールのスキルから。
止める、蹴るを丁寧に取り組んでいきます!
水曜日に行なったインパクトを持ってキックすることを意識!
体重を乗せたキックで面をしっかりと作る。そうすることでインパクト時にボールに対して正しくパワーが伝わり、強くて速い正確なボールが相手に届く。
スパーンと蹴ることが出来るようになりつつありますが、でもまだまだ。
もっと蹴り込む必要があります。
蹴り込むことで蹴るための筋肉がつきますし、少しずつ自分が思った場所に蹴れるようになってくる!
もちろん、キックのポイントは選手たちに伝えますがそれだけではだめで、やっぱりどんどん自分でボールを蹴ってチャレンジすることが重要になります!
カオスからの脱出ということですが、まずカオスとは?
かっこよく言っていますが、カオスとは難しく言うと混沌という意味で、要はボールを奪ったぐちゃぐちゃの状況からいかにして正しい位置取りをしてその閉所からボールを広いスペースへ逃すことが出来るのかをトレーニングしています。
ただ、それにはベースとなる個人のしっかりとしたプレーモデルが重要になる。
インサイドキックとインサイドコントロールがしっかりと出来る
広い視野の中でプレーが出来る
今、自分がどこにいたら良いかを瞬時に判断出来る
このあたりがプレーモデルとしてあるとして、、、ならこの上記3つを習得するにはどんなトレーニングをすればいいのか?ということに繋がってきます。
例えば、
インサイドキックとインサイドコントロールがしっかりと出来るということを習得させたいとした場合、
①インサイドキックの面の作り方
②インパクト時のボールへの足の当て方
③足の振り方(パワーのあるキックが出来る足の振り方)
④立ち足(軸足)の位置
⑤キック時の重心の移動
インサイドキックひとつにしてもこれだけ細かく細分化し、これを選手たちに頭で理解してもらいながら落としこんでいます。
「強いボール蹴れよー!!!!!」
「浮かすなよー!!!!!!!!」
こんなことはだれでも出来る。僕たちはプロのスタッフなのでそこを細かく細かく細分化していくことで選手たちに噛み砕いて指導することが出来るようになります!
そして細かく細分化したことを今度は言語化する。
この言語化も選手たちの理解力を助けるのに大きく役立ちます。
ただーーーーーし、この言語化がかなり大変な作業。
だけどこれをするだけで選手たちの理解のスピードは本当に変わります。
試しにアウトサイドキックを言語化して指導してみてください。
かなり奥が深いと思います。
例えば川田だったら、
①アウトサイドの面の向き
②足を押し出す角度
③体の体勢
④つま先の上がり方(面の作り方)
⑤軸足の位置
とこんな風にキーポイントを書き出し、ここから細分化して言語化していきます。
こんな作業を本当に細かく行いながら選手たちには少しずつ小出しにして理解をしてもらっています。
アウトサイド一個でも、自分がこだわって細分化すれば選手たちにとってはプラスのはず。
それをやるか、やらないか、ただそれだけです。笑
長岡京SCレディースはこのあたり、コツコツとやります。
こどもたちに成長を求める以上、コーチはその倍のスピードで成長するべし。
さて、今日もこれから分析です。笑
ちなみに今はリバプール、ライプツィヒ、アタランタ、アトレティコのゲームモデルの構築を分析中。
皆さまもおすすめのチームがあれば教えてください!
ではまた!