『状況判断力を向上させるには強制的に型を覚えさせる必要がある?!』

From:川田 雄一郎
6月10日(水)
今回は選手たちの判断力を向上させるには型が必要?!ということを考えていきたいと思います!
しかし、まぁ、本当に暑くなってきましたね。
皆様熱中症にはかからない様に注意してくださいね!
ではいきましょう!
【型を覚えるってなんか違和感がある】
よくあのチームは攻撃の形があるから面白くない!っていうコメント聞きませんか?
こうきたらこう攻撃するっていう形があるから、ここさえ抑えておけば問題ない。みたいな。
その時に皆さん思いますよね?
サッカーは自由度が高いスポーツ。
こどもを大人の決めた戦術で縛り付けるのは良くない!
これ、本当にそうでしょうか?
ちなみに、あのバルセロナ、徹底的に型を覚えさせると言われています。
小さいころからガチガチに戦術をはめ込み、指導していき、大人になるにつれて応用が出来るように自由度を上げていく。
日本とは真逆。
これ、大人に置き換えるとわかりやすいかもしれませんが、パソコンを初めて使うような人に、
「では、今からエクセルで資料を作り、それをプレゼンしてください」
こう言ってもそれはかなーーーーり難しい。
まずは、エクセルの使い方から教えてテンプレートをいくつか覚え(型を覚える)、その中から自分のプレゼンしたい内容のものを選び、資料作成に移る(応用する)。
多分、この流れになることが多いのではないかと思います。
大人でもまずは型を覚える。
で、あればこどもたちもまずは型を覚えさせてあげたほうが実はプレーの仕方を覚えるという意味でより良いプレーが出来るのかもしれません。
ちなみに長岡京SCでは、この型をプレーの優先順位に置き換えて徹底的に指導しています。
今自分は何をするべきか?
それをゴールを奪う、ゴールを守ることから逆算に積みあげています。
例えば、川田の記事でよく出てくる「体の向き」。
これ、本当に毎回のトレーニングで選手たちに伝えていることなんですが、優先順位を意識してプレーする上で必要な型になります。
ボールを前へ運ぶために必要な体の向きという型。
ボールがここにある時はこうやって体の向きを作ったほうが前へ進みやすいよという型。
戦術的なことの型、例えばボールは必ずサイドへ出してサイドからクロスを上げて、、、なんていうことは言いません。
それは選手の判断を奪う強制なので。笑
選手たちが試合中にプレーを選択出来る判断をするための型を作ってあげることが指導者には必要なのかもしれません。
川田は基本的にレディースのトレーニングを担当していますが、そういったことを常に意識してトレーニングを構築しています。
例えば、インサイドパスひとつにしても、
- どんなインサイドパスが良いパスなのか?
- その時の蹴り方は?
- その蹴り方が相手守備陣に与える影響は?
- パスのスピードは?
- パスの方向は?
これくらい細分化して、その時々で必要なスキルをトレーニングしています。
それがだんだん、この時はこうやってプレーしたら上手くいくという成功体験に繋がり、最終的にはプレー実行を決断するための型になる。
こうやって選手たちがちょっとずつ頭で理解しながら型を習得出来るようなトレーニングや声かけを意識しています!
それに有効なのが、
3vs1
4vs1
4vs2
このような少人数のロンド。これめっちゃ効果的。もちろん、どのようなことにこだわって取り組むかで大きく成果は変わります。
徹底して試合に活きるスキルを習得させる。
上記のトレーニングでは、
- 体の向き
- パスのスキル
- ステップワーク
- 判断力
などなど、本当にものすごく習得させられるスキルを含んだトレーニングです。
愛用しまくっています。本当に毎回のトレーニングでやるくらいです。
これが出来るようになれば、試合でも自然と体の向きが作れるようになり、ボールもスムーズに回るようになります!
これは本当に心からおすすめするトレーニングたちです。
ということで、今日も長々と書いてしまいました。
(いつも記事を読んでいただき本当にありがとうございます!)
今週、雨ですねー。
いやー、辛い。辛すぎる。
晴れてくんないかなー。
ではまた!
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